10月25日、八尾ライオンズクラブは環境省の生物多様性保存推進支援事業に採択されている「いきいき八尾環境フェスティバル2008」の中で、市内に64ある小学校及び幼稚園で子どもやPTA、地域の方々が実施している環境配慮の取り組みに対する表彰式を行った。今年はオリンピックイヤーということで、金賞・銀賞・銅賞を設定。幼稚園、小学校、中学校の3部門の入賞校には多くの来場者を前に活動発表をしてもらった。幼稚園の部では、「もったいない精神」での取り組み、小学校では「地球にやさしい学校給食の残菜削減作戦」などユニークな活動、さすが中学生は数字比較を用いての報告などがあった。また、地元に生息する絶滅危惧種IA類のニッポンバラタナゴをテーマにした、児童合唱団による朗読劇「キンタイくんのぼうけん」は、楽しい雰囲気の中で市民の方々に環境保全の大切さを訴えた。更に、市内4つのライオンズクラブ協賛で自然環境ドキュメンタリー映画「アース」の上映、感動で涙する方もおられたのである。こうして「いきいき八尾環境フェスティバル2008」は大成功のうちに幕を下ろした。
~朗読劇八尾児童合唱団による「ニッポンバラタナゴ」の朗読劇~
八尾の高安山にすむニッポンバラタが生息できる環境・生き物たちとの関係を楽しく知るための取り組みです。
またキンタイくんをテーマにしたコーラスも披露されました。
※「キンタイ」とは八尾市高安地域で呼ばれたニッポンバラタナゴの地域名。
ニッポンバラタナゴは中国から来た「タイリ クバラタナゴ」との交配や林業や農業を取り巻く里山の環境変化、
外来種による捕食で数が激減。現在、本州では八尾市高 安地域のみ生息する絶滅危惧種。
また四国の香川県と北九州でも生息している。体長は4センチでコイ科淡水魚。